「湿気の多い日は、髪がうまくまとまらない」
梅雨から夏にかけて、多くの方がそっと抱えている悩みです。けれど、うねる・広がるという髪の変化の奥には、見過ごされがちなもうひとつの主役がいます。それが、頭皮です。
湿気の多い日、頭皮は静かにゆらいでいる
湿度の高い季節は、頭皮に汗や皮脂がたまりやすくなります。通気性が落ちることで、頭皮の環境はどうしても乱れがちに。
外:蒸れる
⇄
室内:冷房で乾く
その一方で、冷房の効いた室内では頭皮も乾いていきます。外では蒸れ、室内では乾く。この行き来のくり返しが、頭皮のバランスをそっと崩していくのです。
年齢を重ねた髪が、夏に揺らぎやすいわけ
髪は、体の中でもつい後回しにされやすい場所。栄養は、生命を保つために欠かせない臓器や組織へ優先的に届けられるため、髪へのめぐりは、どうしても後になりがちだといわれています。
年齢とともに、体そのものの巡りやリズムも少しずつ変わってきます。若いころは気にならなかった「ボリュームの変化」や「毛先のかさつき」が心に留まりはじめるのは、こうした体のうつろいと、静かにつながっているのかもしれません。
夏の頭皮と髪に寄り添う習慣
- シャンプーは「頭皮を洗う」気持ちで
毛先よりも、指の腹で頭皮をやさしくほぐすように。 - ドライヤーは、根元から
毛先だけ乾かして根元が湿ったまま、は避けたいところ。 - 紫外線は、髪にも届いている
帽子や日傘で、そっと物理的に守るのがいちばん確実。 - たんぱく質を、食事から
髪の主な材料はたんぱく質。毎日の食卓が、静かな土台になります。
内側から整えることを、夏の習慣に
外からのお手入れと並行して、食事や栄養で体の内側を整えていくこと。それが、長い目で見た髪と頭皮の健やかさにつながります。特に夏は食欲が落ちやすく、栄養もかたよりがちな季節。意識して「補う」ひとときを持つことが、秋からの自分をやさしく支えてくれます。
自分のことを、つい後回しにしてきた分だけ。
この夏は、少し丁寧にいたわってみませんか。